top of page

「One More Step」

〜もう1歩先へ、共に踏み出そう〜
令和 56年度 出雲商工会議所⻘年部

会⻑ 宮廻 健吾

【はじめに】

私は出雲YEGが設立された昭和57年に生まれました。自らの生涯と同じ長さに渡って先達が築いてこられた活動実績に敬意を表し、これを継承して次代へ繋げることに誇りと喜びを感じております。

 

【YEGとは】

会長就任にあたり、YEGの存在意義を明確にすべく、綱領を読み解いてみました。私なりの解釈でYEGを定義いたしますと、「地域の豊かな未来を創るため、新しい事を先頭に立って挑み続ける若手経済人集団」です。日本の経済の中心は民間の中小企業が牽引しており、我々は地域における民間中小企業の若手リーダーの集まりなので、まさに我々こそが地域の、そして日本の経済の要と言っても過言ではないでしょう。経済という言葉はもともと「経世済民」の略字であり、経世済民とは、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うことを指します。今年度は紙幣が一新される年でもあり、中でも新一万円札の肖像は、商工会議所の原点である渋沢栄一です。渋沢栄一もまた、経済を語る上で利益だけはなく公益の重要性を常に説いていました。我々YEGは、単に自社の利益を追求する集団ではなく、共に地域の利益を追求していく集団なのです。

 

【時代の変化に応じて】

YEG設立当初から時代とともに社会の価値観も大きく変わりました。今や仕事一辺倒では評価されず、家庭やプライベートとのバランスも重要視される中で会員がYEG活動に充てられる余裕も限られています。有能な人財が力を発揮できないのはもったいないと思います。私は会の運営においても不要な負担は極力減らし、一人でも多くの会員が積極的に会に参加してもらうことでより実りのある事業が行え、活動の充実感や会の魅力も高まると考えております。

 

【令和6年度スローガン】

「One More Step ~もう一歩先へ、共に踏み出そう~」

会員の一人一人がYEGに対してもう一歩踏み込んで能力を発揮してもらうこと、そしてメンバー同士がお互いにもう一歩距離が近くなることで、会に勢いと活気が増し、より素晴らしい事業が可能となります。その結果、今年度1年後に出雲YEG全体としてももう一歩高みに登ることを祈念して掲げました。

 

【中期ビジョン】

YEGは単年度組織ですが、より偉大な事業を成し遂げるためには年度をまたいだ方向指示器となる羅針盤が必要です。そのために我々は令和4年に「中期ビジョン 2022-2026」を掲げました。今年度もこの中期ビジョンを根底に意識した活動を行うことで、道中迷うことなく、地域の明るい未来を目指して力強く歩を進めることができると信じています。

 

【さいごに】

これまでのYEG活動を通して私が得られたものは、地元同年代との異業種交流、人脈形成、自己研鑽、自社発展、地域貢献と多岐にわたります。一人でも多くの会員が積極的に活動に参加し、地域の青年経済人のさきがけとしてふさわしい人間力を身に付け、本当の意味で成長する実感を得ることで、YEG活動を真に楽しむことができると考えます。

ぜひ、出雲YEG一丸となって楽しもうではありませんか!

DSCF2664.JPG
bottom of page